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『優駿』6月号 [日記]



『優駿』6月号、本日、5/23(月)発売です。ダービー特集号で、いつもよりちょっと発売日も早くなってます。

今回は、ダービー出走馬に関わる部分をいくつか書かせてもらった。

まずは皐月賞の詳報。当日の結果に繋がったさまざまな機微をできるだけ拾って記したつもりで、それがダービーへ向けての各馬の記事の前フリというか、前提になっていたりして。

勝ったジオグリフと2着イクイノックスについては、木村哲也調教師に取材。皐月賞までの道程の裏話的なものを知ることで、皐月賞の結果に得心し、じゃあダービーはどうなのか、という思考に繋げるつもりでまとめた。

ダノンベルーガについても、堀調教師の取材記事が実現した。馬の特徴、皐月賞の敗因といった「理」の部分と、この馬を預かって育てることへのやりがい、意気込みのような「気」の部分を、ちゃんと一致させられたと思う。

あとは「群青のファンファーレ」の連載も。登場人物が多くて展開も速いので、週に1回の放送を見たり見逃したりしてるとうまく入れないんじゃないかとも思うので、マジでこういう記事で復習もしくは予習して見ると、ぜんぜん違うと思う。

それにしても。騎手や調教師といった関係者っていうのはたいてい、GIに出るような馬の力関係やそれぞれの長所、短所はだいたい掴んでるものだけど、若い馬になるほど、未知の部分は大きくなる。

で、ダービーはその関係者たちですら「やってみるまでわからない」部分が大きく残った最後のレースで、そして勝ちたい気持ちが最も大きいレースでもある。だから面白いんだよなあ、と、そういう当たり前のことに毎年、思いを馳せることになる。国際レースなんかの面白さも、そういう類いのものなのかな。

取材をしていて嬉しい気持ちになるのは、こっちがわからないことに明快な答えをもらった瞬間はもちろんだけど、その反対に、こっちがわからないことを、その当事者もわからないんだと知ったとき。そして、だからレースが楽しみなんだ、と思っていることを知ったときだったりする。

ともかく、そんなダービーが、今年もやって来る。

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