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ダービー特集の『Number』と『優駿』 [日記]

ご無沙汰してます。

どのくらいご無沙汰してるのか数えるとなんだかイヤになってきて、もうこのままご無沙汰でいいやとヤケを起こしてブログ閉じちゃいそうな予感があるくらいご無沙汰してます。

いやー、SNSって向いてない。もうブログなんてSNSですらないのかもしれないけど。

とりあえずずっと元気に仕事してまして、毎年そうなんだけど4月半ばくらいからダービー直前まで1ヶ月半くらい続く競馬シーズン繁忙期をなんとか乗り切ってました。

いちばん集中したときで、4週間でインタビュー10人+2時間超えの多人数座談会1本。これに取材のない原稿もあったりして、めちゃくちゃだった。

準備して取材行って帰ってきてテープ起こししてそれをもとに原稿書いてまた準備して取材行って帰ってきてテープ起こしする間もなく準備して取材行って帰ってきてテープ起こし2本やって準備しておいこれっていつ原稿書けばいいんだよとりあえず寝よう徹子方式で寝てから考えよう徹子方式についてはググれば出てくるしたぶんChatGPTとかに聞いても出てくるんじゃん?使ったことないから知らないけどもしかしたらパンダに関するなんらかの方法が出てくるだけかもしれないけどなんだよパンダに関する方法って。

というくらいたいへんだった。まだ全部は終わってないけど、でもヤマは超えました。徹子さんありがとうございました。



『Number』1073号は先週発売。テイエムオペラオーが3着に負けた1999年ダービーについて書かせてもらいました。この話、いつか書きたいなと思ってたんだよね。

和田竜二騎手と渡辺薫彦調教師に話を聞いたんだけど、入り切らなくて書けなかった面白い話がたくさんあって徹子さんも困ってた。

ひとつ披露すると、渡辺さんは取材の数日前に配信になったアニメ『ウマ娘 プリティーダービー ROAD TO THE TOP』のダービーの回を満員電車の中でスマホで見ていて、ナリタトップロードが最後に差されて2着に負けたところで涙が止まらなくなって号泣したそうです。「あれすごいですよね、よくできてますよね!」って熱く語ってました。

みたいな感じ。



『優駿』6月号は本日5/22(月)発売。ソールオリエンスの記事、スキルヴィングの記事、キズナの2013年ダービーの回顧記事を、それぞれ関係者に取材して書いてます。キズナは名物腕利き厩務員の田重田(たじゅうた)さんの話が超面白かった。レースをどこで見ていたか聞いたら、人が多すぎて厩務員席に場所がなく、国家独唱した俳優の西田敏行さんの隣で見ていたって。すごい。

みたいな感じ。

以上、お知らせでした。

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ジェフ・ベックと2冊目の単行本 [日記]

ジェフ・ベックが亡くなった。78歳というから、僕にとっては親よりほんの少し下、ほぼ同じくらいの世代ということになる。

そしてそう考えると、いろんなことを教わって、いろんな部分で知らないうちに人生に関わるような影響を与えられていたことにも、なんだかすんなり納得してしまう。

高校生くらいの頃には、ロッド・スチュワートやロン・ウッドと組んだジェフ・ベック・グループをよく聴いていた記憶がある。ベック・ボガート&アピスも、第二期ジェフ・ベック・グループも聴いてはいたけど、今になってみるとあんまり僕の中には残ってない。なんでかはわかんないけど。

逆に『Blow by Blow』から『Wired』、『There and Back』のいわゆるフュージョン期は、いまだに聴いてる。ぜんぜん聴き飽きることがない。

『There and Back』が1980年だから、僕が中学生になるくらいの頃で、聴いたのはリアルタイムではないんだけど、でもたぶんそのサウンドが、僕が今に繋がる音楽的自我を形成していく最初の頃に刷り込まれたものと地続きだからなのかな、という気はしてる。

だからそう考えると、世間ではぜんぜん評価は高くないし、当のジェフ・ベックも好きじゃないと発言してるけど、僕が最初にリアルタイムで聴いた『Flash』(1985年)がなぜかすごく好きで、いまだによく聴いてるのも不思議なことじゃないのかな、とも思えてくる。

巷間言われるようにコンセプト的に散漫っちゃあ散漫だけど、でもそのおかげで飽きないともいえる。曲も、いい曲ばっかりだと思うんだけどなあ。まあ、フュージョン期が好きなのと同じで、ただたんにプロデュースしたナイル・ロジャースとアーサー・ベイカーのサウンドが理由なだけなのかもしれないけど。

ジミー・ペイジとロバート・プラントと組んだハニー・ドリッパーズもやっぱりこの時期のもので、何を隠そう、いまだに聴いてる。音楽って、良い悪いとか批評的な意味づけ以上に、ただの好みなんだな、としみじみ思う。

ともかく、今はただジェフ・ベックに感謝の気持ちとともに、お別れを告げたい。本当にありがとう。楽しかった。そして、これからもずっと楽しませてもらいます。さよなら。

で、突然話は変わるけど、僕の2冊目の単行本が出ることになった。



タイトルは『GI戦記』(三賢社)。1/28(土)発売。過去に『優駿』で書いてきたレースのレポートから48本を選りすぐって収録したものになる。

過去に書いたものではあるんだけど、読み返して感じたのは、今、これらの馬やレースについて書こうとしても、同じものは絶対に書けないということ。昔の自分に、今の自分は絶対にかなわない、という感覚だ。

そのあたりのことについては、少し長めの「まえがき」や「あとがき」にもじっくり書いたので、読んでみてもらえると嬉しいです。

いずれにせよ、大事なのは、それが作られた(書かれた)のが古いか、新しいかということじゃない。音楽も文章も、いっしょだと思う。

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2022年も残りあと1週間 [日記]

2022年の12月は、今までの人生でこんな感じになったこと、なかったなと思うくらい、いろいろバタバタしてるうちに、あっという間に残りあと1週間になっちゃった。結局、有馬記念も現地じゃなく家で見てたし。

ワールドカップを見てて思ったこととか、つらつらと好きに書きたかったんだけど、それもしないうちに年が変わっちゃいそうになってるし。世界は代表レベルでも3バックと4バックを平気で併用する時代なんだねえ。5人交代も含め、単純なシステム論より、一瞬の流れの変化をいかに意図的に作り出して、そこでゲームを決めるかが大事になっているというか。みたいな。

そうだ。来年というか1月、2冊めの単行本が出る予定です。近日中にお知らせします。

あとなんかあったかな。ともかくあと1週間、つつがなく過ごして、平穏に年を越せれば。ちなみに「つつがなく」は「ツツガムシ」から来てるんじゃなく、その逆で、「ツツガムシ」の命名が「つつがなく」から来ているんだって。さっき知った。

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阪田の一周忌 [日記]

日曜日、阪田の一周忌の法要に行ってきた。みんなといろんな話をした。

前の日の夜、ワールドカップのモロッコとポルトガルの試合を見ていて、ふと、阪田がモロッコに一人旅に行ったことを思い出した。

市川荘の、オレか迫か恒遠か森川かホンディーか沢木か、誰の部屋だったかな、長い旅行から帰ってきたばかりの阪田が来て、タンジールに行った話とか、乗っていたバスが横転して危機一髪だった話とか、強盗にホールドアップされた話とかを、酒を飲みながら聞いた夜のことを思い出した。もう30年前の話だなんて信じられない。

1年前の葬儀の日は、喪失感でいつまでも涙が止まらなくて困った。でも今回は、まるでこの日はたまたま用事があって来られなかっただけの阪田の話をしてるような、不思議な気分になった。

もしかしたら、本当にそうなのかもな、とも思う。それでいいじゃん。ねえ。

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とっくのとんまに精魂尽き果て [日記]

いろいろ、とっくのとんまに発売になってました。

え? 「とっくのとんま」って言わない? 確かに奥さんには「とっくのとう」でしょって言われたけど。でもオレが子供の頃は「とんま」って言ってたと思うんだけどなあ。



『Number』1061号 10/20

2ページのコラム的な記事「境界線を越えた異能者たち」を書いてます。

書きながら、ホクトベガやクロフネはもちろんだけど、アグネスデジタルってすごかったよなあ、でもあんまり語られる機会がないのは残念だから、ここでちゃんと存在感をアピールしたいな、という気持ちで書き進めた記事。




『優駿』11月号

こちらは10/25発売。優駿ノンフィクションシリーズ『ダイワメジャー 規格外の蹄跡』を書いてます。超たっぷり書いてます。

このシリーズ、2ヶ月前にデアリングタクトの復帰までのドキュメントを書いて精根尽き果てたんだけど、けっこう短いスパンでまた書く機会が巡ってきて、今度こそ本当に精魂の在庫がなくなった。いまや超レアなオレの精魂。需要と供給のバランスが悪いというか、円安精魂高というか。

ともかく、ダイワメジャーについての決定版的な原稿が書けた気がする。ぜひ、少しでも多くの人に読んでもらいたいです。

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