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2022最終節 FC東京戦 [川崎フロンターレ]

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2022最終節、味スタのFC東京戦。雰囲気、最高だった。現場にいられてよかった。チケット争奪戦、ヤバくて危うく行けないとこだったけど。

試合展開は、もうほとんどマンガ。2019年ルヴァンカップと同じで、退場者が出て、絶体絶命の状態だったのにそこから勝っちゃった。やっぱり退場者を出してそのあと崩れて逆転負けした10月の札幌戦の借りを返せたという意味でも、なんかよかった。いや札幌から借りたものを東京に返すのもへんだけど。

優勝できなかったのは、もうしょうがない。1年間の結果なんだから。でもなんていうか、いろんな意味できっぱりとそう思える、切り替えて前を向きやすい終わり方になったんじゃないかと思う。

前節、やっとこさ2-1で勝った神戸相手に、マリノスは内容的に圧倒して3-1で勝って優勝したわけで、その差が今シーズンを象徴してると思えば、逆によく最後まで追い詰めることができたとも思うわけで。

このあとは親善試合尽くしのタイ遠征もあるし、そのあとは谷口や山根、碧や三笘や守田や板倉や川島も出るワールドカップもあって、いろいろ楽しみは続くけど。

とりあえず今年も思いきり楽しませてくれてありがとう。燃えたぜ。

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名古屋グランパス戦 [川崎フロンターレ]

写真撮ってないのでなんにも上げられないけど、3/12(土)のホーム名古屋戦、なんか久々に楽しかった。

マルちゃん、すぐペシャって潰れる紙フィジカルだけど、好きなんだよなあ。自分の強みを知っていて、そこで勝負しよう、勝負させてもらえるようにしよう、という感じがわかりやすくて。なんでもできる万能な選手なんてそういないんだから。

この試合、チャナティップがアシストした形になっていて、他のプレーを見ていても、ようやくフィットしはじめたか、という声も目立つけど、いやいや、まだまだこんなもんじゃないでしょ、と思う。

個人的に考えるチャナの強みは、中盤、多少低い位置でも積極的にボールを受けて、前を向いて運んで、引きつけたところでクリエイティブなパスを出せるところ。つまり古典的なトップ下で、強さよりアジリティが持ち味のタイプ、という感じ。

でも現状はIHの片割れとして出場しているので、WGやSB、もう一方のIH、そしてダミアンとどう連携する形がスムーズなのかを模索中で、持ち味のスピードが出にくくなっているように見える。

逆に一人で前を向いてスピードアップする場面では、周囲がそれにどうついていくのか、それをどんな形で活かすのかが決まっていない感じがする。

パサーとしてのチャナの持ち味の一つは相手の背後へのパスだと思うんだけど、ずっとWGはマルちゃんがいなかったし、ダミアンはそういうのとは逆のタイプのFWで、そこも出せなかった。

基本、ダミアンが見えれば相手を背負っている状況でもそこに出して当てて、というのを、わりと躊躇なくやっているけど、なんとなく、そこは速い攻めでもない割に、じっくりサイドを使って崩しにかかるのに比べてロストして一瞬で相手のターンになることが多くて、あんまりチームに合ってない気がしていた。

ところが、やっぱり裏に走ってナンボのマルちゃんがWGで出てくると、急にチャナのパスセンスが活きるようになった。あの得点シーン、ダミアンに出してスルーして裏に走ったマルちゃんに渡ったというのは、なんか象徴的な気がする。これがフィットのきっかけになりそうに見えるのは、そういう理由だと思う。

で、そうなると、チャナって悠と相性いいんじゃないか? という発想になる。

今シーズン、悠は出場機会がまだ少なめだけど、調べてみると、リーグ戦で4試合出たうち、3試合(マリノス戦、浦和戦、ガンバ戦)はチャナが下がるのと同時に入るか、チャナが下がった後でピッチに入っている。

で、いっしょにプレーしたのは、ともに先発した鹿島戦(それもチャナが下がる後半17分まで)だけだった。

ここ、もうちょっといっしょの出場時間が増えていって、お互いが相性の良さを活かしたプレーをすれば、また新しい展開が見えてくるんじゃないかな、と思う。

ちなみに今シーズン、旗手と碧が抜けたフロンターレ、厳しいねという言い方がよくされるけど、それはたんにタレントが抜けたというだけの話じゃないと思う。

フロンターレの4-3-3は、IHがボランチやSB、WGの役割も含めシームレスにプレーできるところに特長と強みがあったんだと思う。旗手や碧がまさにそう。シミッチも、ベタなアンカー役に忙殺されるだけじゃなく、シームレスに動けていたからこそ合っていた。最近の代表の3センターなんて、まさにその良さを取り入れたものだと思う。

ところが今季、IHで最も多く出ているチャナと脇坂は、どちらもわりとトップ下的な色の強い選手で、意識としてはIHとしての役割を律儀に遂行する感じになってる。そうなると、アンカーは主に守備面で、やたら広範囲にわたる、まさにアンカー的役割を求められることになる。で、橘田がまさに今、それをやっている。感動モノのプレーの連続で。

もしIHが旗手と碧だったら、橘田の役割はもっとシームレスに攻撃やビルドアップに絡んで、相手や試合状況に合わせて変化していくものになっているだろうし、ゴール前に顔を出すことも増えると思う。でも現状、そうではない形でうまくいっているのは、やっぱりIHが違うからなんだろうな、と思う。

まあ、まだシーズンは始まったばかりなので、こっからまたいろいろチームは変わっていくに決まってる。そういうのを見るのが、楽しいんだよなあ。

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Jリーグが開幕 [川崎フロンターレ]

Jリーグがいよいよ開幕した。開幕のFC東京戦、行ってきた。2月の金J、寒かった。

FC東京戦1.JPG

にしても、勝ってよかった。本当に、ソンリョンに尽きるゲームだったと思う。

あのレアンドロとの1対1、再現性のある止め方で防いでるのが素人目にもわかるのがすごい。止めたあと、吠えたり周囲を鼓舞したりするわけでもなく、のっそりとリスタートすることでかえって周囲が切り替えられるのはもっとすごい。

FC東京戦2.JPG

FC東京は、なるほどずいぶん変わったねえ。攻撃は攻撃のポジショニングがちゃんとあって、守備になるとブロック組んでスペース埋めるというよりは、マンツーマンが基本、という感じに見えた。

フロンターレはこれをやられると、特にサイドのビルドアップが窮屈になっちゃう。高い位置のIHにもなかなかボールが入らない。なので背後へのボールで局面的に裏を取ったり、逆にIHが降りて捌くことで打開しようとしてたけど、あんまり推進力が出せず、結局最後はゴール前の密集の外からチマチマ崩そうと試みるしかなかった。攻撃のターンが、最後に必ずああなるのは、そこまでがうまくいってないから。浦和もそうだけど、このタイプ、フロンターレは苦手だと思う。

またFC東京は安部柊斗と松木玖生がとにかくサイドを助けにすっ飛んで来て、やっかいだった。ディエゴ・オリヴェイラと永井もよくプレスバックしてた。それでまた攻撃時には行かなきゃいけないポジションがあるんだから、こりゃたいへんだなあと思う。連戦と夏場がポイントになってくるのかな、とは感じた。

松木玖生は、ちゃんとやれていて、たいしたもんだなと思った。直感的に思ったのは、タイプとして、守備、運動量と献身性、ゲームメイク、ミドルも含めた攻撃センス、個での打開、どこがこれからストロングポイントになっていくんだろう、ということ。

このまま全体的にスケールが大きく育つのか。それとも何らかの壁にぶち当たったのをきっかけに、自分の持ち味とは、ということを考え出して、いずれかの方向により意識的になっていくのか。見続ける楽しみがある。

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フロンターレは、これで富士フイルムスーパーカップと2試合が終わって、スタート時点の状態はなんとなく見えた。

新加入で主戦力になれているのが今のところチャナティップくらい、というのは、ちょっとみんな意外だったと思う。というか、それも含めて去年と代わり映えしない感が意外というか。

システムは一見、同じで、細かいやり方で新しいことにチャレンジしているのかどうかは、僕程度の目ではまだよくわかんない。

変化で感じるのは、個人的にはマイナスなところが多い。例えばこのサッカーはCB2枚の前へのアタックがすごく重要だと思うんだけど、逆にそうやって食いついたところを一発で裏に抜けられる、みたいなのを避けるためか、そういうアグレッシヴな守備は今年はできていない印象がある。ラインは上げるけど、GKの位置も比較的、低い。

FC東京戦のハイライトでも取り上げられている、松木玖生がポストで収めたシーンなんて、象徴的かなと思う。万全の体勢でトラップさせないとか、トラップした瞬間にカットする、ということをすることもなく、車屋の守備は、ただいるだけのものになってた。ファールしにくい場所なのはわかるけど、ちょっと後手を踏みすぎじゃないかな。

あとはこれは誰もが感じてるだろうけど、左サイドの弱さ。今年は田邉か佐々木が抜擢されて、ノボリは困ったときの起用になるかなと思っていたら、そんなことなかった。なんかあったら山村CBの車屋の左SBという、去年と同じ運用でスタートだったのは意外だった。

と思っていたところで、車屋がなんか大きそうな怪我。これでサブも含め新しい選手起用をしなきゃいけない状況になった。いきなり台所事情は苦しくなっちゃったけど、これがまさに「怪我の功名」になったりして。というか、なるくらいじゃないと3連覇なんて難しいよな、とも思う。

今年は速い攻撃を、みたいなステートメントがあったのに蓋を開けてみればぜんぜんそんな感じでもない、というギャップに関しては、先に書いたようにこの2試合、単純に苦手なタイプの守備をしてくる相手で推進力が出なかった、つまりやりたい新しいことが封じられたというのが大きいと思う。

個人的にいまいちばん感じているのは、フロンターレはあまりにも選手がドリブルで運ばないな、ということ。三笘みたいにゴール前で直接、チャンスを作るドリブルとはまた違う意味で。

理由は、ドリブルがもともと選択肢のかなり下にしかなくて、味方もそれを前提に動いているからかな、と思う。ポジショニング自体が、パスを受けてまた次の選手にパスできる位置、というのを重視しすぎていて、受けたらそのまま前(でも横でもいいんだけど)が開いていてドリブルで運べる位置、という選択をしていない。

だから自然と、すごく狭い鳥かご的な局面が頻出して、すべてはそこから相手を崩して打開する、ということが目的になっちゃってる。目的はわざわざ作った小さな局面の打開じゃなく、ゴールに向かうこと、ゴールを取ることなのに。

というのがここ2試合を見て感じたこと。チャナティップのポジションとかフィットとか、瀬古がどこまでやれるかとか、そういうのは個人的にはぜんぜん心配してなくて、なるようになるんだからそれを見て楽しもう、という気持ち。

選手への注目ということなら、個人的には知念に長い時間、プレーするチャンスが来たら楽しみにしてる。なんか去年の後半からすごく変わったと思っていて、期待してるんだよねえ。

という感じで1年が始まった。3連覇は誰もが望んでるけど、相手だって勝ちたくて必死な世界なわけだし、そう簡単なもんじゃない。そのことを忘れないように、楽しんでいきましょう。

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4度目のリーグ優勝 [川崎フロンターレ]

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フロンターレのリーグ優勝が決まった。

なんだかんだ、今回を含めたリーグ優勝4回と2019年のルヴァンカップ優勝は、全部現地でその瞬間を目撃して、味わうことができてる。今年の元日の天皇杯だけは、どうにもこうにもチケット購入の抽選に当たらなくて家で見てたけど。

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優勝すると、いろんな人から僕のところにも「おめでとう」メールが来る。僕が優勝したわけじゃないのでよく考えたらへんなんだけど、僕も「ありがとうございます!」とか平気で返すんだから不思議なもんだよね。みなさん、ありがとうです。

あと4試合を残しての余裕の優勝だったこともあって、劇的な感動、みたいな感じは特にない優勝になったけど、だからこそ、年間を通して見てきたからこそ湧いてくる喜びは大きい。

というか、2017年の初優勝の瞬間を超える感動は、もう今後の人生でも味わえることはないんじゃないかと思えるくらいだったわけだけど。

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その「年間を通して見たからこそ味わえる今年の優勝」については、そのもっとも肝要な部分が、ここにうまくまとめられてあると思う。

Number Web:「延長線上に日本代表がある」中村憲剛が語るフロンターレの“強烈なモチベーション”とは 田中碧と三笘薫が抜けても

この文章でフロンターレについて解説している中村憲剛は、この日、等々力にいて、試合前からいろんなイベントに参加して、そして試合後にはピッチで行われている優勝セレモニーを横から落ち着いた風情で眺めていた。

4年前にはここで突っ伏して号泣し、1年前にはこれで引退していくというまた違う意味での感慨に耽っていた憲剛が、今年はこんな感じで優勝を眺めていること自体、ここ数年のフロンターレの変化を象徴しているよなあ、と僕たちとしては思わざるを得ない。

スポーツのチームというのはまさに生き物で、そしてその構成員もまた生身の人間たちだという事実こそ、僕たちがいったんあるチームを応援し始めたら目が離せなくなる理由の一つなんだろうと思う。

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ともかく、こんなに楽しみと喜びを味わわせてもらえて、ありがたいことこの上ない。この後の天皇杯も、なんとかチケット、買えるといいんだけど。

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『Number』1033・1034号で憲剛の本を [川崎フロンターレ]



本日、8/12発売『Number』1033・1034号で、記事を書かせてもらってます。

といっても、特集の東京五輪関連ではなく、新刊書籍を紹介する常設のコーナー「新刊ドラフト会議」。そこで、中村憲剛『ラストパス―引退を決断してからの5年間の記録―』の紹介文を書かせてもらったという次第。



この本ね。

いやあ、まさか憲剛というかフロンターレというかサッカーに、こういう形の役回りで関わる日が来るとは、人生というのは不思議なもんだなあとつくづく思う。

不思議だけど、不思議じゃないというか。実際にそうなってみると、まるでなるべくしてなっているみたいに見えるところがまた不思議というか。

常々、仕事である競馬ライターとして書くどんな文章も、こういうブログの文章も、ちょっとしたキャプション的な短文も、メールも、LINEで送るメッセージも、すべて同じ「文章」として取り組んで書くというのを究極の理想として夢見ているだけに、当然これも、原稿用紙20枚のノンフィクション記事と同じテンションで臨んでいます。なので、読んでもらえたら嬉しいです。

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