SSブログ

自転車操業 [日記]

怒涛のGWが終わった。

怒涛っていっても、4/30から5/7くらいまではずーーーーーっと家で机に張り付いてるだけだったんだけど。

その前はずーーーーーっと取材と、その準備の自転車操業で。

自転車操業って言葉、よく考えると、その場でぐるぐる回ってるだけなのに全体としてはちゃんと前に進んでるという、なかなかうまい表現かもね。

ともかく、夜遅くに散歩を兼ねて買い物に行く以外は、原稿書いて、煮詰まったりアタマが疲れたりしたらいったんベッドへ行って15分~30分くらい仮眠までいかない休みをとって。で、むくっと起きてまたPCに向かう自転車操業で。

やっぱり自転車操業に変わりはなかった。

この仕事のやり方は、昔奥さんに教わった、通称「徹子方式」。黒柳徹子が、睡眠時間を特に決めず、眠くなったら寝る、起きたら仕事する、という方法を取ってるらしいよ、という伝聞だけで採用したら、なんかいいので怒涛の自転車操業期にこのモードに入る。

最近、ふと「ほんとに黒柳徹子はそんなことしてるんだろか」と思って調べてみたら、どうやら本当みたいだった。ちなみに奥さんはこの方式を取っても15分で起きられず、すぐ1時間半とか寝ちゃうので、合わないってことで自分はやらない。

これのいいところは、原稿が煮詰まったときって、じつは本質的にPCに向かってそこまでの原稿読んでても解決しないので、そこから離れられるところだと自分では思っていて。目をつぶって、アタマの中で、次の1行はどういう候補があって、それによってその先がどうなるのかを冷静に想像することができる「徹子方式」は、事態の打開に非常に役立ってる。

自転車操業はしょうがないけど、その自転車でどこへ向かうのかは、いちど止まって足をついて考えた方が結果、早いということ。

うん、適当な思いつきだけど、うまいこと言った気がする。

そんなサイクリングヤッホーな日々も、ようやく区切りがついた。じつは冗談抜きで心身がキツかったんだけど、まあ終わってみればもうキツくはないわけで。当たり前か。

ともかく、このGIシーズンにしてダービー前の超繁忙期、みなさんのおかげで繁忙することができて、そして徹子さんのおかげで乗り切ることができました。ありがとうございました。

で、話は変わるけど、この自転車操業の日々は、フロンターレもACLで自転車操業的な集中開催に臨んでた。

日本を発つ前の柏戦と、ACLと、帰ってきてからの清水戦を見ていて、ようやく今のフロンターレの抱える課題が自分的には理解できた気がする。

問題の出発点は、ジェジエウがいないことで、ラインを上げてCBがアンカー脇を含めたバイタルを前向きに潰す守備が4-3-3の生命線だったのに、それができなくなったこと。

山村で同じことをやろうとしていたのが今シーズン前半。でも山村はスピード的にそれに向いてるわけじゃない。で、どうしても微妙にうまくいかない。全体のクオリテイが下がる。それで4-2-3-1にしてラインを少し下げたら、なんとか安定した。選手の個性と戦術の組み合わせが少し違ってた、ということに気づいて修正するのに、そのくらいかかったということだと思う。

で、それに伴って最適解が見つかりにくいのが、ボランチとIHの3枚の組み合わせ。数年前のフロンターレや今の日本代表を見ても、4-3-3で狙いを持って安定した試合をするには、中央の3枚は、うち2枚はボランチタイプ、1枚が2列目タイプというのが、結果論的だけど現段階の答えだと思う。

これが2枚をトップ下タイプにすると、遅効でただ単に前線が渋滞する、ただ単に前がかりになってカウンターに弱くなる、特に守備やビルドアップの面でSBを助けたり活かしたりする人がいなくなる、という状況に陥りがちに見える。これも選手の個性と戦術の相性の問題で、トップ下タイプがやたらといる現在のラインナップでどう最適解を見つけていくのか、注目してる。

戦術を離れた選手個人のことでは、家長が特に守備面でどうしても衰えを感じちゃうのと、悠の試合勘が上がってこなくてサイドでなんにもできなくなってるのが、見ててちょっとつらいことがある。

逆に知念とマルシーニョは頼もしくなってるんだけど、どっちも現状の課題は決定力。決定力って、ある意味個性みたいなところもあるのでないものねだりをしすぎるのはアレだけど、知念はここからあとは決定力さえ付けば大きくブレイクできる感じもあって、そこはまだまだ期待しちゃう。マルちゃんは十分現状でチームの武器になってるんだから、それを活かしてCFなりツートップなりIHなりが「決定」する形を、もっともっと見つけていくのがいいんじゃないかなと思う。

あとは、これはほんとに個人的な見方だけど、佐々木は、なんとかやれているように見えるんだけど、じつは地味にチームのクオリティを下げている面もあると思う。いちばんはポジショニングで、最近は特に谷口と車屋が大きく開くビルドアップをすることが増えているけど、そのとき、左サイドでなんにもできてない。一人はじっこで、ただ単に余っていることが多い。上がっていったときも、最終的にクロスを上げることがこんなに少ないSBはちょっといない。パスミスやトラップミスなんかより、じつはそういうことの方が問題なんじゃないかと思ってる。

でも、こないだの清水戦の先制点に繋がった守備とか、目に見える結果を出してもいるわけで。ここからどう成長、というかどんなスピードで成長するのかは、本人もそうだけど、周囲にもかかってると思う。試合に出ながら成長。それもまた自転車操業か。と、むりやり結びつけてみました。

nice!(1) 
共通テーマ:競馬

nice! 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。